成功するための方法として、よくポジティブシンキングを心がけるのがよいと言われる。
確かに、今「ない」ものにフォーカスして思考が内向きになるより、「ある」にフォーカスして外向きの思考になったほうが、前向きに物事に取り組んでいけるので、これは理に適っていると思う。
ただ、なんでもかんでもポジティブシンキングで押し通そうとすると、自分の潜在意識から思わぬしっぺ返しを受けるようだ。
潜在意識は本来、自己防衛本能が強く、現状維持を望む性質があるものだから。
だから、成功のための行動は着実に進めているはずなのに、思わぬトラブルや失敗が続いたり、急にやる気がしぼんだりしてしまう。
そんな時にどうするか?
- 目標を紙に書いて、目につくところに貼り出し、時々ながめる(ビジョンボード)
- 結果ではなく、行動したことを書き出して褒め、その行動の進捗を数値化する
- あれこれ意識するのをやめて、「諦め」の境地で、ベビーステップで行動を続けることに集中する
…などいろいろあるが、先日Youtubeで学んだ「アンチビジョン手法」というのを試してみたら、自分には効果的だったので、記録しておく。
アンチビジョン手法
<アンチビジョン手法のやり方>
1.こうはなりたくない!という状況を考えて、書き出してみる
- 将来、自分はどうなりたくないか?
- 周囲の人にどう思われたくないか?
- こんな未来だけは、絶対に嫌だ!
今、行動を変えないで、このままのぐーたら生活を続けたら、将来なってしまいそうな最悪の状況を徹底的にイメージして書き出してみる。
例えば、
年とって頭も体も動かなくなってきて、仕事のできない厄介者扱いされている…
年収も貯蓄も増えず、子供たちの進路や夢も経済的理由で叶えてやれない…
貧乏のまま、誰からも頼りにされず、何事も成せず、ひっそりと終わりを迎える…など。
結構、ズドーンと心身にこたえる作業になるが、心からこうはなりたくない!と思うようになったら次のステップへ進む。
2.本当の理想のビジョンを思い描いて、書き出してみる
1で書き出した望まない未来をよくよく見ながら、本当に自分はどうなりたいかを考えて、思いつくままに書き出してみる。
3.1,2で書き出したものを折にふれてながめる
ただこれだけ、時間にして数十分程度でできる方法だが、これはかなり効果的だった。
人はネガティブな感情が行動を起こす引き金になりやすい性質をもっているそうだ。
実際、こうはなりたくない!と思う未来をイメージすると、多少行動が嫌になる瞬間でも、「いや、今やらなきゃ」と思い返せるようになった。
これからも、習慣化がうまく続かなそうなときには、使ってみよう。